用途に応じて七変化とは、この亜硫酸Naのことではないでしょうか?

時には、保存剤であり、また漂白剤、製造溶剤として、酸化防止剤として幅広く使用されています。

今回は、食品添加物の「亜硫酸Na(ナトリウム)」別名、亜硫酸ソーダについて解説します。

 

亜硫酸Naの用途について

かんぴょう、甘納豆、煮豆、乾燥果実(干しあんずなど)、えび、キャンデッドチェリー(さくらんぼの砂糖漬け)、ワイン、こんにゃく粉などに使われています。

漂白のほかに保存剤としても添加されます。また、ワインなどには酸化防止剤として使われていて、『亜硫酸塩』と表示されています。

 

ワインに亜硫酸塩を使うことは歴史が古く、古代ローマ時代からとも言われます。

ワインの中のブドウ酵母の過発酵を防ぐ働き、原料のブドウについている雑菌の消毒殺菌作用と、出来あがったワインの酸化防止が目的で使われたものです。

 

以前、次亜硫酸Naの記事にもまとめていますが、この「亜硫酸Na(ナトリウム)」も『亜硫酸塩』と一括表示されることに成っています。

 

亜硫酸塩は、5つの化学物質の総称で、二酸化硫黄をはじめ亜硫酸Na、次亜硫酸Na、ピロ亜硫酸Na、ピロ亜硫酸Kとがあり、食品には『亜硫酸塩』とだけ一括表示されています。

 

かなり危険な神経毒

 

亜硫酸Naは毒性が強く、人間の場合、4gを飲むと中毒症状が現れ、5.8gになると胃腸に激しい刺激が有ります。

急性毒性は、二酸化硫黄換算で、

LD50=600~700mg/kgとかなり強いです。

敏感な方は、亜硫酸Naの添加された干しあんずを食べると、たちまち胃がシクシクするようです。

 

さらに、亜硫酸Naは神経にも影響するようで、0.1%をエサに混ぜてラットに食べさせた実験では、神経炎や骨髄萎縮(こつずいいしゅく)がみられました。

ウナギを使った実験では、胃に出血がみられました。

少なからず、亜硫酸Naは胃に悪影響を及ぼすようです。