ビタミンB群家の次女。

3大栄養素からもとても好かれている。

女子には必要不可欠な栄養素ですね。

今回は、「美肌、命!」。最初、ビタミンHとも呼ばれた「ビオチン」を解説します。

 

ビオチンの働き

ドイツで最初に発見された時には、ドイツ語の“haut”の頭文字をとってビタミンHって名付けられます。

 

意味は「肌」という通り、ハリのある肌やツヤツヤの髪の毛を保つために働いています。

名前はのちにビタミンB7=ビオチンと改名されましたが、「ビオチン」という名前の方がよく知られています。

 

ビオチンはコラーゲン生成を助ける作用や頭皮の血行促進など、いろいろな作用を担っています。皮膚や粘膜の健康状態を保つ働きも重要な仕事なのです。

 

ビオチンが不足すると、爪がもろくなったり、肌がくすんできたり、抜け毛や白髪が増え、髪の毛もパサパサになってしまうのです。

何だか、怖いですね・・・

 

この他にも、3大栄養素である糖質や脂質、タンパク質の代謝促進。つまり、エネルギーに変えるときのサポート役です。

ですので、ビオチンが少なくなると倦怠感を感じるのだそうです。

 

治療薬として

お話してきたように、ビオチンの実力は相当なもので、その特徴としては大量に摂取しても体に害がないということもあって、サプリメントで積極的に摂取する方も増えているようです。

 

そして、ビオチンはアトピー性皮膚炎の治療薬としても使用されるほどです。

 

中でも、ビオチン療法では体内で不足しているビオチンを積極的に摂取して、皮膚細胞のターンオーバーサイクルを早める効果を引き出し、正常な皮膚を再生します。

 

同時にビタミンCミヤリサン※を摂取することでさらにその効果を高めることも知られています。

 

※ミヤリサンは、乳酸菌の一種で酪酸菌を配合した成長剤のこと。

アトピー性皮膚炎の患者さんにビオチンを投与することによって、体内で起こっていた免疫異常や代謝障害の改善効果が期待できるそうです。

 

ビオチンを多く含む食品

ビオチンを1日あたりどれくらい摂取すべきかというと、男女ともに50μg(マイクログラム)とされています。

仮に、過剰に摂ったとしても直ぐに体外に排出されます。

 

ビオチンは、熱や酸に強く、アルカリに弱いという特徴があります。また、水溶性ですので水によく溶けだします。

 

さまざまな食品の中に少しづつ含まれているので、食事から万遍なく摂取出来ます。また、腸内細菌によって体内でもつくられますので大きな心配はありません。

 

ただし、抗生物質を長期にわたり服用しているという場合は、腸内細菌が死滅している可能性があるので注意しましょう。

 

【1食あたり含有量(μg)】例

<鶏レバー>

焼き鳥2串=60g 含有量=139.4μg

<豚レバー>

1皿=80g 含有量=63.7μg

<マガレイ>

1切れ=100g 含有量=23.9μg

<マイタケ>

1/2パック=45g 含有量=10.8μg

 

そのほか、アーモンドやバターピーナッツなど種実類や、卵の黄身、黒糖、納豆などにも多く含まれています。