運動を習慣化されている方や、ダイエットに取り組まれている方、そして筋肉トレーニングを正に始めたばかりで、筋肉をつくっているといわれる方には何をいまさらと言われるかもしれませんが、・・・

今回取り上げます「カルニチン」は知って得する『その他の食品成分』と言えます。
 

 

カルニチン(L‐カルニチン)の働きと効果

 
カルニチンとは、生体の脂質代謝に関与するビタミン様物質で、アミノ酸(L‐リジンとL‐メチオニン)から生合成されます。【=L‐カルニチン:食品分野で利用する】

カルニチンは体内の骨格筋や心筋の筋肉細胞(約20g)に存在しており、筋肉細胞内において脂肪酸をミトコンドリア内部に運搬する役割を担っています。

 

ダイエットに効果はあるの?

 
脂質燃焼を後押しするようなカルニチンですので、ダイエット効果について興味があるのは私だけではないと思います。

筋肉中のカルニチンは加齢に伴い減少することが解かっていますが、ダイエット効果があるかというところは、正直どなたにも成果が出るという報告はありません。

 

ですが、L‐カルニチンが不足すると、遊離脂肪酸は消費することが出来ないので、なかなか体脂肪が減らないという事となるわけです。

 

カルニチン摂取によって脂肪の減量、筋肉量の増加、疲労の減少を示した報告があるようですが、これらの効果が結果的に体重の減少、つまりダイエットに貢献したということでしょう。

ただ、カルニチンを摂取していれば、痩せるということではないようですね。

 

カルニチンと運動機能について

 
カルニチン摂取による運動能力の変化についても報告があります。

それによると、持久力の向上と筋肉痛の軽減は認められる。

ただし、運動能力の向上は認められないというものです。

 

その他の効果

 
老化防止と言っても良いのでしょうか、世界でも有数の長寿国である日本人も100歳越えの諸先輩に密着したドキュメンタリー番組を見ることがあります。

 

そんな彼らもしくは彼女らは、大豆や赤身の肉や魚を喰い、腹8分で笑っておいでの方ばかり。

元気な高齢者は肉を食っているのです。

ことカルニチンを多く含む食品がどの様なものかというと、子羊(ラム)肉、牛肉、赤貝に多いというのです。

 

1日の摂取の目安は、300~500gということです。

ところが、ラム肉を1日に500g、牛肉ならサーロインステーキを1日5枚ともなると高カロリーの問題も含めて、金銭的にも続けることが出来ません。

アメリカでは、L‐カルニチンをサプリメントで摂ることが多いようです。

 

その他、心臓病の予防、アンチエイジングなど多くの効果が認められています。

中でも男性の生殖能力に関しては、カルニチンの摂取により、精子の異常体の発生を抑え男性の生殖能力が改善することが報告されています。

 

他の素材との相性

 
脂肪酸の運搬について、カルニチンは固有の役割を担っていて、他の素材と競合することはありません。

食べ物にも「食べ合わせ」の悪い食材があるように、サプリメントの過剰摂取と合わせて、知っていると安心ですよね。