みなさんもご存知の通り、ほぼ日本人の9割のお腹に牛乳が合わないことはもはや周知の事実です。

今回解説しますのは、牛乳を始めとする乳製品に含まれる「カゼイン」についてです。

上手な摂取の方法を織り交ぜてカゼインの効果をお話しして参ります。

 

牛乳に含まれるタンパク質

牛乳のタンパク質の約80%を占め、牛乳やチーズなどの乳製品に豊富に含まれています。

牛乳を温めたときに表面にできる膜が「カゼイン」です。

消化吸収機能を高めて、免疫力を上げる働きがあるのです。その栄養価の高さから、プロテインパウダーなどの栄養補助剤としても販売されています。

また、カゼインが腸内で消化される過程でできるペプチドは、カルシウムと結びつきやすく、体内でのカルシウム吸収を助ける働きがあります。

牛乳アレルギーについて

牛乳アレルギー※①を持つ人は、カゼインプロテインを摂取しても症状が出る場合があるので注意が必要です。

 

※①牛乳アレルギーとは、動物(牛に限らない)の乳に含まれる成分に対するアレルギー反応です。

多くの場合は、牛乳に含まれるタンパク質の一種であるアルファS1‐カゼインが原因です。

このアレルギー反応はアナフィラキシーを発症し、生命の危機があることもあります。

牛乳アレルギーは、乳糖不耐症※②とは異なります。

 

乳糖不耐症とは

※②乳糖不耐症は、小腸でのラクターゼの働きに問題があるために起きる症状のことです。

乳糖(ラクトース)はガラクトースとブドウ糖(グルコース)が結合した2種類で、母乳や牛乳などに含まれる栄養素です。

口から摂取された乳糖は小腸粘膜に存在する乳糖分解酵素(ラクターゼ)によって分解されて、小腸粘膜から吸収されます。

乳糖不耐症では、この乳糖分解酵素が生まれつき欠損したり、少量しか作り出せないために酵素活性が低く、小腸での乳糖の分解がうまくいかずに未消化のまま腸内に残ります。

分解されなかった乳糖は大腸のなかで腸内細菌によって発酵し、脂肪酸と炭酸ガスそして水になります。

発生した炭酸ガスや脂肪酸は腸を刺激して自発運動をより促進させるのです。

また、不消化の食物残渣(ざんさ)により大腸のなかの浸透圧が高くなるので、腸管の粘膜を通して体のなかから水分が腸管のなかに移動し、下痢を引き起こすのです。

 

カゼインを摂取するメリット

例えば、ダイエットをされている方には特にブヨブヨのお腹で内臓脂肪を燃やしてしまいたい肉体改造をしようと計画中のあなたには、必要なカゼインプロテインです。

カゼインと実はもうひとつ有名なホエイ(乳清タンパク質)のふたつを比較すると、カゼインプロテインのメリットが引き立つのです。

結論から言うと、吸収がゆっくり行なわれるために、カゼインは長い時間に渡って、アミノ酸を筋肉に供給できるのです。(およそ7時間)

実は、なぜこのことがカゼインを摂取する最大のメリットかというと、再び太らない体を目指して肉体改造するなら、先ず一番の遣るべき行動は筋肉量を増やすことです。

つまり、基礎代謝をアップすることによって、エネルギーの燃焼効率と貯蔵効率を良くするために筋肉が必要です。

適当な運動を持続することも最初は無理なこともあります。

筋肉を大きくする(全くないところから作り上げる)のは、とても大変です。

そして、筋肉トレーニングの後でやってくる筋肉痛も経験があるのではないでしょうか。

筋繊維を修復するためにも、就寝時の活用はとても効率的です。

運動開始する初期段階には、やはりトレーニング直後にホエイを摂取し、就寝前にカゼインを摂ることが効率的です。