「銅」というと10円玉。

実際は、10円玉には胴が95%に亜鉛と錫(すず)を合成した青銅だそうです。

それに熱伝導率が優れている。元素記号はCuです。

今回は、「銅」について解説します。

 

鉄の働きをサポートします

銅は体内に、約72mg含まれるのだそうです。

微量ですが、摂取した銅のほとんどは小腸で吸収され、肝臓に運ばれて貯蔵されるのです。

そして、肝臓でセルロプラスミンという銅結合タンパク質に合成されて、体の各組織へ運ばれていくのです。

大部分は胆汁と共に小腸に分泌されて便に混じって排泄されます。

 

銅の主な働きは、鉄が赤血球のヘモグロビンの材料になるためのサポート役なのです。

銅がタンパク質にくっつくと、タンパク質は鉄を体の隅々に運ぶことが出来ます。

また、銅は生活習慣病の原因となる活性酸素を抑える抗酸化酵素の補酵素としても働いているのです。

 

銅を多く含む食品

銅を多く含む食品は牛、豚、鶏などのレバーや魚介類で、植物性の食品にはほとんど含まれていません。

微量ミネラルなので通常の食生活で不足することはなく、食べ物でたくさん摂ってもそのまま排泄されるので、過剰症の心配はありません。

ただし、不足すると、全身に酸素を運ぶ量が少なくなって、貧血やめまいを起こしやすくなるのです。

 

血管や骨をしなやかにする働きもあるので、血管や骨がもろくなって動脈硬化骨粗鬆症を引き起こすこともあります。

 

女性や貧血気味の人は、特に注意が必要です。

 

【1食あたりの含有量(mg)】例

<牛レバー>

1皿=80g 含有量=4.24mg

<シャコ>

2尾=60g 含有量=2.08mg

<イイダコ>

1杯=45g 含有量=1.33mg

<ホタルイカ>

3杯=30g 含有量=1.03mg

 

成人男子推奨量としては、0.9mg(18~29歳、50歳以上)、1.0mg(30~49歳)です。

また、成人女子の推奨量は0.8mg(18~69歳)、0.7mg(70歳以上)ということです。