最近では、男性にも更年期が存在するとかで、私たちは確実に壊れていっています。

しかし、女性の更年期障害の実態を男性としては理解することも大切になると感じています。

そんな中で、イソフラボンの兄弟・姉妹?肌がツヤツヤ!第一印象でハッキリ見える更年期の乗り越え方を一緒に考えてみたいと思います。

今回は、「エクオール」について解説いたします。

 

エクオールとは

エクオールは、女性ホルモンのエストロゲンとよく似た働きをする成分です。

また、よく知っている「大豆イソフラボン」というポリフェノールが、エストロゲンと似た働きをすることはご存知の方も多いかもしれません。

 

大豆イソフラボンには、『ダイゼイン』『グリシテイン』『ゲニステイン』の3種類があります。

中でも、『ダイゼイン』のみが腸内細菌によって代謝され、これがエクオールへと変化すると言われます。

また、現在では腸内フローラの研究が進んだことによって、腸内細菌は人によって異なり食生活やストレスのほか、子どもの頃の生活環境などによって決まってくるとも言われます。

 

更年期障害とは

女性の更年期とは、閉経を挟んで10年の期間。
規則的にあった月経周期が不規則に成り、やがて閉経を迎えます。

一般的に45~55歳頃を“更年期”といいます。

 

更年期には卵巣の機能が低下し、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が急激に減少していきます。

その結果、ホルモンのバランスが崩れ、月経周期の乱れやエストロゲンの欠乏により心身に様々な不調があらわれます。

 

症状の種類やその強さは個人差がありますが、仕事や家事などの日常生活に支障をきたすほどの重いものを『更年期障害』といいます。

引用;中村幸雄ほか:日本産科婦人科学会雑誌51,1193-1204

 

エクオールとイソフラボン

上記しましたように、エクオールは大豆イソフラボンに含まれるダイゼインが、腸内細菌のひとつであるエクオール産生菌によって変換される代謝物です。

 

つまり、エクオールは大豆イソフラボンが存在しないところには出来ない訳です。

両者は、別モノではありますが、同じモノとも言えるのです。

 

エクオールの働きとは

エクオールは、仮にエストロゲンを1としたら、その100分の1以下の微量にもかかわらず、加齢や更年期障害によるエストロゲンの減少をエクオールがカバーし、代わりに肌や骨などを守ってくれる働きがあります。

 

また、逆にエストロゲンが多いときには、余ったエストロゲンを体外に排出して、エストロゲンの過剰な作用を抑える働きもしてくれます。

 

しかし、日本人の2人に1人は、腸内フローラの中にエクオールを生成する乳酸菌を持っていないということが知られています。

 

エクオールを作れる人と作れない人

エクオールは大豆をエサとして腸内フローラ内の乳酸菌が生成してくれる成分です。

乳酸菌というと乳製品例えばヨーグルトなどですが、もともと日本人は乳製品を摂る習慣はありませんでした。

今でこそ、牛乳・チーズ・ヨーグルトも好んで食べられますが、私たちは昔から納豆やぬか漬けから植物性乳酸菌を多く摂取して来ました。

 

動物性乳酸菌を多く摂取する欧米人よりも、大豆をエサとする植物性乳酸菌を元々持っている日本人の方がエクオールを作れる人が多いそうです。

 

エクオールを作れる人はこんな人

 

  • 毎日緑茶を飲む
  • 大豆食品を多く食べている
  • タバコを吸わない
  • 野菜中心の食生活
  • 脂質(オメガ3系)青魚を多く摂取する

 

エクオールを作れない人はこんな人

  • 乳製品の摂取が多い
  • 魚より肉が好き
  • スナック菓子やスイーツが大好き
  • 和食離れ、洋食中心

 

全てが該当するとは言い切れませんが、食の欧米化、各家族化なども原因なのではないのかと考えざるを得ません。

子どもの頃から腸内フローラを整えることは、親の責任ですし子どもが大人になってから、エクオールが生成出来ない腸内細菌を一から作り直すことは大変です。

 

肉がいけない、動物性乳酸菌がダメだというのではなく、大豆製品を中心に野菜を十分に摂りながら、偏らない食生活がエクオール生成にとっても、とても大切なことが分ります。

 

その他、腸内細菌のエサに成る玉ネギとゴボウなどと納豆などの大豆製品を同時に摂ることは、腸内フローラを改善する効果が倍増するということです。

参考になさってください。