安く作ることはメーカーの努力かもしれませんが、質を落とすことはフェイクでしかありません。

今回は、ジャムについて解説します。

 

「激安ジャム」本物との違いは

ジャムは、「本物」と増量・置き換えでつくった「まがいもの」とは、ご存知の通りはっきりとしています。

 

「本物」のイチゴジャム

先ず、イチゴジャムを家で作るとすると、イチゴを砂糖で煮てつくります。

砂糖はイチゴの40%程度加えます。

(砂糖は大量に使うと保存効果があります。伝統的な日本の保存食である煮豆、ようかんなども、この砂糖の性質を利用して作られたものです。)

煮上がった後、レモン汁を加えます。

これはイチゴのペクチン質にとろみとジャムにほのかな酸味を与え、変色を防ぎ保存効果を高めるためです。

 

「まがいもの」イチゴジャム

増量・置き換え品は、「本物」とまったく違う作り方をします。

イチゴ、砂糖、レモン汁、それぞれがもたらす性質を添加物で置き換えるのです。

増量・置き換えイチゴジャム 【原材料表示】

糖類(水あめ、砂糖、ブドウ糖<液状>)、イチゴ

【添加物】

ゲル化剤(ペクチン)、酸味料(クエン酸)、pH調整剤(クエン酸Na)、消泡剤(グリセリン脂肪酸エステル)、香料

※原則として、使用料が多い順に表記されています。

 

上記のように、イチゴの酸味は「クエン酸」を主成分とした「酸味料」で代用します。

イチゴの量を多く使いたくないので、「ゲル化剤」を使って固いとろみを出します。

原材料を再度確認しますと、糖類(水あめ、砂糖、ブドウ糖)のほうが、イチゴよりも先に来ていることも重要です。

これは、イチゴより水あめ、砂糖を多くして増量させているのです。

ですので、イチゴの香料、酸味料などが必要となるのです。

 

消泡剤は、イチゴを煮詰める時に出る泡を消すための添加物です。

全ては、効率と安価を追求するために添加されるもので、安全かどうかは疑問です。