今回は、人の丈夫な身体を支える腸と筋肉の育成のために働く「グルタミン」の効果について解説します。

 

腸の修復を助け胃腸の働きも向上させる

非必須アミノ酸であるグルタミン酸は、体内では筋肉の50%近くを構成する材料として存在しています。
リンパ球や腸粘膜細胞などの機能を守る働きがあります。

運動後の筋肉疲労を回復させるという効果は、よく知られたところです。また、消化管から細菌が侵入するのを防ぎ、免疫機能の活性化にも貢献します。

消化管の手術後には筋肉から腸へ移動して修復を助けたり、体のエネルギー源として利用されるのです。

胃腸の働きを助ける作用や、アルコールの代謝を促進する作用もあると言われています。

 

その他のグルタミンの効果

筋肉の育成と腸の免疫力アップ以外にも、グルタミンはグルタミン酸とアンモニアが酵素によって合成されてつくられるため、体内での窒素代謝とも深い関係があります。

 

また、グルタミンはグルタミン酸やGABAの神経伝達物質の原料として利用されており、抗うつ作用も確認されています。

グルタミン酸は興奮性の神経伝達物質のひとつでアセチルコリンと似た作用があり、脳内の神経細胞の約40%にかかわっているもっともよく知られた神経物質です。

記憶や学習に重要な役割を果たしていますね。

 

グルタミンの過剰摂取に対して、肝臓へのダメージを心配されますが体内では至る所に活躍するアミノ酸であるため摂り過ぎるということは考えにくいと言えます。

逆に摂取不足の場合は、筋力の低下や消化不良、うつなどの精神面への影響が起こり易くなります。

 

グルタミンを効率よく摂取する食材

グルタミンは、生卵・生肉・生魚に豊富に含まれています。ところが、グルタミンは40度以上で加熱すると本来の力が無くなってしまうので、生で食べることがオススメです。

 

例えば、刺身、卵かけご飯、タイやマグロのカルパッチョ、特にオリーブオイルのオレイン酸と同時に摂ることで相乗効果がアップします。