インスタントラーメン、生ラーメン、ガム、シロップ、茶そば、飲料、冷菓、リキュールなどに使われています。

今回は、多くの食材に着色料として使われているクチナシ色素(天然)を解説します。

 

クチナシの歴史と人体影響

アカネ科クチナシの実から、温水で抽出した後、酵素を添加して分離することでえられます。

黄・青・赤と3色素があり、カロテノイド色素に分類されています。

スパイスとしても用いられ、薬としても精神安定剤や胃腸炎の

薬としても知られる。

この様に、古くからクチナシは私たちの日常の中に天然素材として、染色や薬としてまたは、

料理にと生活に根差してきた植物です。

園芸用の低木としても香りとその可憐な白い花弁は、女性的で時間を忘れて見ていたくなります。

 

そんなクチナシなのですが、クチナシ色素となると人体にどの様な影響が有るのでしょうか?

 

動物実験を確認しましょう。

ラットに、体重1kg当たりクチナシ黄色素5gを口から与えましたが、死亡例は見られませんでした。

解剖して調べたところ、異常は見られませんでした。

 

しかし、別のラットに同様に0.8~5gを口から与えた実験では、下痢をおこしたほか、

肝臓が出血してそれにともなう幹細胞の変性と壊死が見られた。

 

こんどは、ラットにクチナシ青色素を5%含むエサを13週間与えた実験では、

体重が減ったり、途中で死亡する例は無く、明らかな毒性は見られませんでした。

 

クチナシ色素の急性毒性LD50は、5000mg以上/kgと弱いです。

ただし、細菌に対して、突然変異を起こす事が分っています。

また、クチナシ赤色素の場合、細胞に大量に作用させると、染色体を切断することが分っています。

突然変異や染色体の切断は、細胞のガン化と深い関係があります。