カルシウムは、有名ですが「マグネシウム」は余り知らないという方が多いように思いますが、如何でしょう。

今回は、マグネシウムについて解説します。

 

カルシウムとのバランスが大切

マグネシウムの主な働きは、体内でのエネルギー代謝に関わる酵素の補酵素としてその働きに関与しています。

 

また、タンパク質の合成にも関わっています。

タンパク質の合成では、遺伝情報を格納したDNAから、メッセンジャーRNAがその情報を読み取ります。

そして、メッセンジャーRNAがリボソームと付着して、リボソーム内でその遺伝情報をもとにタンパク質が合成されます。

マグネシウムはメッセンジャーRNAの付着を助ける働きがあるのです。

 

人間の体の中にある「マグネシウム」の約3分の2は、骨に存在してカルシウムやリンと一緒で、骨の構成部分のひとつです。

 

また、細胞膜の内外では、ナトリウムとカリウムが一定の濃度で保たれています。

この細胞膜内外の濃度差を維持するためにATPアーゼと呼ばれるポンプが働きます。

マグネシウムはATPアーゼがしっかりと働くためにも欠かせないミネラルです。

 

量にすると成人の体内で約19g。残り3分の1のほとんどは、筋肉などの細胞の中にあり、約300種の酵素の働きを助けているのです。

そして、エネルギーづくりや筋肉を動かしたり、体温の調節、神経伝達、ホルモンの分泌などの働きをしているのです。

 

体に摂りこまれたマグネシウムは、一部のカルシウムと同じように骨に貯蔵され、マグネシウムが欠乏すると、骨から血中に溶け出してその役割に使われるのです。

 

ただ、マグネシウムはカルシウムと違い、骨から摂り出す働きも弱く、体内でのもともとの量も少ないので、マグネシウム不足になりやすいのです。

 

体内のいたるところで大事な働きをするマグネシウムが不足すると、筋肉にトラブルが起こって筋肉痛になったり、心筋梗塞など心臓の病気になってしまうこともあります。

また、疲れやすくなり、集中力の低下、慢性疲労、循環器系疾患などにも陥り易いのです。

ストレスや大量のアルコール、コーヒーの摂取はマグネシウムの排出量を増やしてしまうので、注意が必要です。

 

そして、大切なことは、カルシウムとマグネシウムのベストバランスは「2対1」と言われています。

ですので、双方をバランスよく摂取することをおすすめ致します。

 

マグネシウムを多く含む食品

 
マグネシウムは摂り過ぎても、尿として体外に排出されます。

日常の食事で過剰摂取ということはまずありません。

 

マグネシウム成人男子推奨量:340mg

マグネシウム成人女子推奨量:270mg

 

を目安に食事から上手に摂取したいです。

 

【1食あたりの含有量(mg)】例

<木綿豆腐>

1皿=100g 含有量=130mg

<ヒジキ(乾)>

小鉢=10g 含有量=64mg

<キンメダイ>

1切れ=100g 含有量=73mg

<ホウレン草>

1/4束=90g 含有量=62mg

 

特に海藻類には多く含まれています。

バランス良くカルシウムと合わせて摂りましょう。