日本のお国柄で、アメリカの方を向いて強いことを言えないことがあるようです。

そのひとつが、オレンジやレモン、グレープフルーツの輸入品です。

これは、買わないことで抗議するか、

NOと言える日本に成るかどちらかです。

 

OPPとOPP-Naの用途と人体影響ともうひとつの恐怖

 

OPP(オルトフェニルフェノール)は、

防カビ剤として使用されています。

OPPは、昔日本で農薬として使われていた化学物質です。

その毒性の強い農薬を食品添加物として使うのってどうゆうこと?と、思われる方が多いと思います。

それには、ある理由がありました。

時は1975年のこと、アメリカから輸入されたグレープフルーツを、

当時の農林省の試験場が調べたところ、農薬のOPPが発見されました。

もちろん、当時日本では食品添加物としてOPPは認可されていませんでした。

ですから、当時の厚生省は、そのグレープフルーツは食品衛生法違反ということで海に捨てることを命じ、実際に廃棄されました。

当然のことですよね。

 

この処置に対して、アメリカは激怒しました。

当時、アメリカでは、この当時からOPPの使用が認められていました。

同じグレープフルーツが、アメリカ国内では流通していたそうですから、

どうして日本が破棄するのか?

 

当時、OPPは白カビも遣っ付ける強力な防カビ剤です。

アメリカが、日本にグレープフルーツを売り付けるには、どうしてもOPPの使用を認めろ!と、譲りません。

当時は、日本から自動車や家電製品がアメリカに大量に輸出され、貿易不均衡が生じていた関係で、

1977年に日本は農薬のOPPを食品添加物として認可したのです。

分るような気がしますが、押し付け感はありますよね。

 

しぶしぶ、日本政府は、自動車や家電製品という稼ぎ頭と引き換えに、オレンジ・レモン・グレープフルーツの防カビ剤OPPの使用を認めました。

どういっても、農薬です。

研究者(現・東京都健康安全研究センター)は、動物実験を繰り返しました。

そして、怖ろしいOPPの毒性をデータ化しました。

それによりますと、OPPを1.25%ふくむエサをラットに91週与え続けた実験結果で、

81%の確率で膀胱ガンが発生しました。

 

国は、都の公的機関が発表したデータを見たら、普通なら直ちに厚生省が使用禁止にするはずです。

ですが、「国の研究機関で追試を行なう」といって、直ぐに禁止しなかったのです。

そして、追試の結果、発ガン性は認められなかったということで、今現在も使用は認められています。

日本国民の消費者の安全よりもアメリカの顔色を伺いながら、

大企業の利益を優先した結果といえます。

 

OPP-Na(オルトフェニルフェノール-ナトリウム)は、

OPPにナトリウムを結合させたものです。

急性毒性(LD50)は、両方とも500mg/kgと

変わらず強い毒性を持っています。

 

OPPと共に使用が認められました。

使用品目もOPPと同じく柑橘類です。

これもラットによる実験で、OPP-Naを0.5~4.0%をエサに混ぜて、91週間与え続けました。

すると、2.0%のエサを食べたラットの場合、95%という高い確率で、

膀胱や腎臓にガンが発生しました。

 

この結果も政府は、握りつぶしてしまい、今でもOPP-Naの使用は認められたままです。

 

OPPやOPP-Naは、皮ばかりでなく、果肉にも含まれることが分っています。

防カビ剤を使っている場合、バラ売りであっても消費者に表示の義務がありますが、

なされていない事もあります。

国産を購入するようにする以外に農薬を食べない方法は無いようです。