ビタミンB群家の長女。
性格は穏やかで癒し系女子。
日頃の食生活や、習慣を思い出しながら是非この記事はご覧ください。
今回は、ビタミンB5とも呼ばれる「パントテン酸」を解説します。
パントテン酸欠乏症の症状と原因
まず、パントテン酸が今自分は不足している。もうすぐ、欠乏症になってしまう。などと、考えながら生活している人もいないと思います。
パントテン酸の欠乏症の症状から紹介します。
・焼けるような足の痛み
・めまい、頭痛
・成長不振
・細菌に対する免疫力の低下
・副腎障害
などが考えられます。
パントテン酸が不足すると、脂肪が溜まり易い体になってしまいます。
人はストレスを感じると、「副腎皮質ホルモン」という抗ストレスホルモンを生成してストレスに対抗しています。
このとき、副腎皮質ホルモンの生成を助けるのがパントテン酸です。
風邪や感染症にも他のビタミンB群と一緒に「抗体」をつくっています。最近年々発症者が増えている「花粉症」も防いでくれるそうです。
また、善玉コレステロールを合成して、動脈硬化なども防いでくれる。
さらに、ビタミンCとの相乗効果で、肌のハリ弾力や髪の毛のツヤツヤ感も蘇ります。
ストレス解消・代謝アップでダイエット効果アップ
パントテン酸は、「抗ストレスビタミン」とも言われるくらい、人の心身に起こっているストレスを和らげ、代謝もアップしてくれるのです。
ですので、少しの時間でさえ集中できない、眠たいのに寝れないなどのイライラを解消してくれます。
ビタミンB5とも言われるように、3大栄養素(糖質・タンパク質・脂質)の代謝にも大きくかかわっています。
特に脂質が体内に蓄積されにくくなることと、ストレスも解消してくれるって、ダイエット中には願ったり叶ったりの栄養素なのです。
ただ、気になることが1点。それは、パントテン酸の性質を知って分ったことも紹介しておきます。
アルコールとカフェインは、パントテン酸の摂取を阻害してしまうのです。
ですから、お酒やコーヒーをたくさん召し上がる方は、注意して通常よりも多めに摂取しなければなりません。
パントテン酸を多く含む食品
パントテン酸の1日あたりの摂取量の基準は、男女年齢によって多少ばらつきはありますが、5mg/1日ですので以下に示す食品の含有量を参考にプラス1品のおかずに取り入れてみて下さい。
【1食あたりの含有量(mg)】例
<鶏レバー>
焼き鳥2串=60g 含有量=6.06mg
<鶏ササミ>
3本=90g 含有量=2.77mg
<子持ちガレイ>
1切れ=100g 含有量=2.41mg
<アボカド>
1/2個=70g 含有量=1.16mg
パントテン酸は、水溶性ビタミンですので、水には溶けやすく熱に弱いという性質があります。食品の保管状況や調理の方法にも注意して効率よくパントテン酸を摂りたいものです。