廓清とか難しい言葉ですが、要は外科手術でガン細胞などを取り払うことです。

そんなに、簡単にここも取っておきましょう。

なんて、簡単なものでしょうか?

難しく言っとけば、患者は字もまともに読めやしない。とでも、思っているのでしょうか。

とにかく、後遺症が気になります。

今回は、リンパ節廓清について解説します。

 

「リンパ節廓清」実は日本だけだった

ガン手術のときに、外科医は平然と言うそうです。

「近くにあるリンパ節も取っておきましょう」

これを、リンパ節廓清と言います。

実は、日本の医師だけの悪しき習慣だそうです。

外科医は、『昔からそうしてきたから、今も取る』という理屈だそうです。

しかし、「リンパ節を治療したから寿命が延びた、という試験結果の報告はひとつとしてありません。」(近藤医師)

したがって、欧米では、日本のような「廓清至上主義」は見られません。

 

なぜ、日本の外科医は、ガン周辺のリンパ節まで、ゴッソリ取りたがるのか?

「彼らは、『ガン細胞は、1個たりとも残してはならない』という考えに凝り固まっています。」と、近藤先生はおっしゃいます。

しかし、外科手術で、あらゆるガン細胞を取り除くことは不可能なのは、もはや常識です。

 

「じっさい、所属リンパ節に転移があっても、その後、他臓器などに転移の現れて来ない患者が殆んどです。」

「そもそも、所属リンパ節を含めたリンパ節は、ガンなどの進行を食い止めるために存在しているのです。」

「ガンの進行を食い止めるための『関所』をリンパ節廓清で潰してしまうと、かえって強盗や泥棒がはびこってしまう手助けをしているようなものです。」

と、近藤医師は言われます。

 

残酷な後遺症と向き合う

そのような大切な働きをしているリンパ節を根こそぎ手術で切除すると、深刻な後遺症が患者を待っています。

 

特に重い後遺症が残るのは子宮脛ガン、子宮体ガン、卵巣ガンなどです。

これらのガンでは、女性の骨盤内のリンパ節をゴッソリ取るから当然です。

さらに、神経も傷付けられるので、排尿障害排便機能が損なわれます。その症状も酷いのです。

子宮がんのリンパ節廓清では、両脚の付け根部分から腫れ上がります。

乳ガンで脇下のリンパ節廓清では、脇の下が酷く痛む、感覚が無くなる、など悲惨です。

直腸ガンでも、排尿障害、排便障害、性機能マヒなどがあります。

 

ちなみに、乳ガン手術をカミングアウトして話題に成った元プロレスラーの北斗晶さんも

手術後の会見で「リュックも背負えない」と、嘆いていました。

たぶん、ゴッソリと根こそぎリンパ節廓清されたのかもしれません。