現在の日本人は、セロトニンが足りていない。

思春期の少年少女が「キレル」、「思い込む」、「許容できる容量がない」など、世界でも自殺の多い国ランキングでワースト7位(2013年度調べより)を記録している。

そしてまた、かなり多くの医師が、原因が分らないモヤモヤ病も含めて、うつ病と診断していませんか。

食生活や日常生活の改善からアドバイスしてくれていますか。

病気を治したい、元気に成りたいので医者に掛かっている筈。

そして、安定剤や抗うつ剤の服用からますます自体は深刻になってしまう。

 

今回は、栄養素の視点からセロトニンを解説します。
 

 

セロトニンとは

 
セロトニンとは、『ノルアドレナリン』(恐怖と驚き)や『ドーパミン』(喜びと快楽)と並んで、体内の特に重要な働きを受け持っている3大神経伝達物質のひとつです。

セロトニンは、人の精神面と大きくかかわり、『幸せホルモン』と呼ばれる半面うつ病や不眠症などの精神疾患に影響を持っています。

 

ノルアドレナリンやドーパミンの出過ぎを抑制し、心のバランスを調節しているとも言えます。

最近では、通勤・通学、就労時間を問わず大きなストレスと戦っているのが現状です。

社会の悪のすべてをセロトニン不足の所為にすべきではありませんが、バランスが崩れて精神状態が不安定になる原因と考えられています。

 

セロトニンは発見当初、脳の血管を萎縮させ偏頭痛の原因に成るとされてきました。

また、血液の凝固や、痛みの抑制にも作用していることが明らかになっています。

 

セロトニンは動植物に一般的に含まれる物質で、脳内のセロトニンは「トリプトファン」というアミノ酸が主原料となって生合成されます。

 

セロトニンの人体分布

 
人体中に約10ミリグラム程度セロトニンが存在しています。

その内、約90%は小腸の粘膜にあるクロム親和細胞内にあるため、腸内環境にも大きく関わっていることが想像できます。

 

残りの10%の内、8%は血小板に収納され、血流で全身を巡るわけです。

血液中のセロトニンは、出血した際の「止血作用」や「血管の収縮作用」に関わっています。

 

体内のセロトニンの残り僅か2%が、脳内の中枢神経に存在しています。

この2%が人の心の不安や体の安らぎなど、精神的な部分に大きな影響を与えていると考えられています。

 

これだけを見ても、腸が脳と繋がっている事は本当なのでしょうね。

体内のセロトニンが少なくなることが、うつ病の原因だとするならセロトニンは体内で増やすことができるのでしょうか?

 

日光浴する、笑う=幸せホルモンってこと?

 
昔から『笑う門には福来たる』って言いますが、単純にニコニコしている人に私たちは引き付けられる筈です。

セロトニンを増やしたいなら心の底から笑うことが1番。

 

ところがある実験では、お腹の底から笑う場合と、面白くないのに無理に笑った場合とでは、セロトニンが増えるどころか減少したという報告もあります。

 

また、陽の光を見ることでセロトニンが分泌されるということです。

太陽光を浴びると、自律神経系のバランスを整える効果が期待でき、特に交感神経系はセロトニンの働きに直結しています。

 

朝日を浴びることは、睡眠にも繋がっています。

 

太陽光を浴びることで、交感神経系が刺激されセロトニンの働きが神経系を整えてくれます。

同時に、体内時計がリセットされ、睡眠ホルモン『メラトニン』の分泌に予約スイッチが入ります。

メラトニンの分泌は、朝日を浴びてから14~16時間後に最高潮になり、先程のタイマーが働き自然と眠気を誘います。

 

さらに、日光浴により合成が促進されるビタミンDにも、胃腸の機能を活性化し腸内環境を整える効果があることが知られています。

 

ストレスに囲まれた日常から抜け出すには、セロトニンを増やすことが幸せに繋がるということでしょうか。

朝日を浴びて、大笑いしている人が増えて欲しいものです。

 

セロトニンを増やすために摂るべき食品とは

 
手っ取り早く、セロトニンを直接食事から摂取できるとよろしいのですが、残念ながらそんな食べ物はありません。

 

ところが、セロトニンの原料となる必須アミノ酸「トリプトファン」を多く含む肉類・魚介類・穀類・乳製品などから摂取できます。

 

トリプトファンの1日の摂取量目安は、成人で120mg。

睡眠の改善が目的なら500~1,000mg。

うつ病の症状改善が目的なら、1,000~3,000mgが目安です。

 

トリプトファンを多く含まれる食品(食品100g当たり含有量)

ゴマ       370mg

すじこ      330mg

ナチュラルチーズ 320mg

カツオ      310mg

黒マグロ     300mg

プロセスチーズ  290mg

牛レバー     290mg

たらこ      280mg

豚ロース     280mg

油揚げ      270mg

鶏むね      270mg

うるめいわし   260mg

納豆       240mg

 

などのベスト10を紹介しておきます。

上手に日常の食事からセロトニンを増やす食事に意識してみましょう。