私たち日本人はキレイ好きで、余程のことがない限り日常生活の中で強烈な悪臭と出会うこともありません。

ドラッグストアーやスーパーマーケット、いたるところで臭いには敏感です。

臭いとは不思議な事に、食欲もそそるし、爽やかな気持ちにも成る。

今回は、「テルペン類」について解説します。
 

 

テルペン類とは

 
植物や菌類などに含まれる、特有の香りや苦味の成分のことです。

分類によってはテルペン類のうち、カルボニル基やヒドロキシ基などの官能基を持つ誘導体はテルペノイドと呼ばれ、それらの総称としてイソプレノイドとも言います。

 

その効果を活用する

 
まず第一に、モノテルペン(C10)はバラや柑橘類のような芳香を持ち、香水などにも多く使われています。

 

例えば、リモネンはレモンなど柑橘類の果皮に含まれる香気成分で、胃酸の分泌を促進して食欲を高める効果があります。

また、溶剤や接着剤原料などとしても利用されます。

メントールは爽やかな芳香を持ち、菓子や医薬品また清涼剤として用いられています。

 

テルペン類の香りはアロマテラピーでは欠かすことが出来ない手法(療法)です。

香りの成分が神経系や免疫系に働きかけストレスの解消や心身のリラックス効果があります。

 

イチョウの葉に含まれるギンコライドは血行を良くして、肩こり・冷え性などの改善に役立ちます。

昔は家を造るとき木の良い匂いがしたものです。

特にヒノキやスギは、日本建築ではよく使われてきました。

スギには、人がリラックス状態に導かれることが分かっていますし、スギの香りによって血圧と血流量が下がったという報告があります。

 

炎症を抑える効果のあるテルペン類も紹介しておくと、

グリチルリチンは甘草の根に含まれる成分で、胃潰瘍などの炎症を抑える作用があります。

ジンゲロールは、炎症や痛みを鎮める強力な鎮痛作用を持っています。

さらに、ヒスタミンの放出を抑制して、アレルギー症状緩和する働きもあります。

 

テルペン類を上手に生活の中に取り入れて、生活の質を向上したいものです。