私たち日本人は、農業の発展と共に土と水そして陽の光に感謝しながら、食を文化にまで引き上げて来ました。

今や世界に誇る和食文化です。

昔も今も人一人が一食に食べれる量は、そんなに変わりません。

そんな当たり前のことが、分けることや、感謝することにも通じているのだと考えています。

でも、いつのころか飢饉が起こると米が有りません。海が荒れると何日も漁に出られません。

そんな苦労の中から蓄えるということが始まりました。

きっと、文明の発達と共に人は飢えなくて済むように、どうしたらいいかを考えてきたのでしょう。

 

今回は、食文化を振り返りながら、食品添加物について解説します。

 

お世話に成っているのに毛嫌いはいけない

添加物と言うと、神経質に考えて不安になる人もあるかもしれません。

確かに、昔、農薬だったのに今も尚添加物に使われているものもあります。
一括表示で、消費者には何が使われているのか分らない化学物質もあります。

 

でも、よく考えてみると、和食の中にも食品添加物って昔から付き合ってきてるのです。

例えば、お豆腐がそうです。

豆腐は大豆を搾った豆乳を「にがり(塩化マグネシウム)」で固めてつくりますが、この「にがり」は添加物です。

添加物がダメといって、「にがり」を使わないのなら豆腐は食べることはできませんし、豆乳を飲むだけだったのかもしれません。

 

また、日本のめでたい席には必ず「紅白まんじゅう」を振るまいました。

結婚式、卒業式、棟上げなどは思い出します。

この紅白まんじゅうの赤は、「食紅」で染められてきました。食紅も添加物ですし、「食紅」を使わないとしたら粒あんとこしあんの紅白まんじゅうは、食べられません。

もっと言うと、まんじゅうのあんを包む皮にも、ふくらし粉として「重曹」だって使われています。

こんにゃくを固めるための「水酸化カルシウム」もそうです。

食品添加物が「悪」全部だめだというのなら、私たちは「まんじゅう」も「こんにゃく」も食べられないのです。

 

食品添加物のおかげで、私たちは「安く」「手軽に」「便利に」という大きなメリットも忘れてはいけないのです。

いままで、散々自分たちの受けてきた「恩恵」をすべて忘れて、「悪い」「危険」「食べてはいけない」「買ってはいけない」と、言って来ました。

でも、食品添加物は私たちの日常に既にあるのです。

車も新幹線もあるのに、「かご」で出勤するようなものです。

添加物を単純に拒否するのではなくて、どこまで許せて、どう付き合っていくのかを考えることが大切です。

 

食品添加物とどう付き合うか

ズバリ、答えになるでしょうか?

100%食品添加物のない生活が出来たらいいのですが、明日から突然そうはできません。

では、どうするのか?減らすことしか出来ません。

 

本当は、味噌もしょうゆも塩も天然で自分で作って、無くなる頃に毎回作れればいいのです。

でも、そうも出来ないのが現状です。

その出来ないと認めた、労力と時間を引き換えに上手に添加物と付き合いましょう。

 

そのためには、商品の「裏」を返して確認するところから、始めます。

どんな、添加物が使われているのかを知ることからです。

そして、原材料をひとつひとつ見て、台所に有りそうなものか?それとも見たことも無いカタカナ名なのか?

要は、台所にある例えば、「しょうゆ」「砂糖」「味噌」「塩」「酢」などの基本調味料に、そうですね…「重曹」、「ベーキングパウダー」程度は有るかもしれませんが、一般家庭に保存料の「ソルビン酸」は無いと思いますし、使わないでしょう。

「安息香酸」も「キサンタンガム」も「コチニール」も「亜硝酸ナトリウム」だってある筈ないです。

ですので、この様な台所に無さそうなものが使われている。これこそが食品添加物だということです。

名前など覚えなくていいのです。

台所に無いものが入っている製品(加工食品も含む)を出来るだけ排除することが、食品添加物の摂取量を少なくする事になります。

絶対の100%でなく、賢く50でも60%でも良いのです。

絶対量を少なくすることで、上手に添加物と付き合っていきましょう。