前回、ビタミンB群家のビタミンB6(次男)とビタミンB2(母)は、一緒に働くことを紹介しましたように、今回紹介するビタミンB12(三男)も葉酸(三女)と一緒に働きをしています。

 

ビタミンB12の働き

ビタミンB12は、血液に関しては一徹な職人気質。

“赤いビタミン”とも呼ばれているように、赤い色をしているのが特徴です。葉酸と一緒に血液の細胞である赤血球を合成することが仕事です。

 

不足すると巨大な赤血球が突然出来てしまったり、数が減ったりして、悪性の貧血になってしまうのです。

 

赤血球は全身に酸素を運んでいるので、酸素がないとエネルギーを生み出す効率が悪くなってしまいます。

 

この他にも、ビタミンB12はもうひとつ大事な働きをしています。

それは、脳や脊髄にある全身をコントロールする中枢神経や、全身に張り巡らされた抹消神経が正しく働くようにコントロールすることです。

 

だから、少なくなると眠れなくなったり、肩こりや腰痛、しびれが起こったりする神経障害の状態になるのです。

 

腰痛が疲れが溜まった頃に、「ギクッ!!」

長年の腰痛の原因が分ったような気がします。

 

また、認知症を発症した人の脳には、ビタミンB12が少ないことも報告されています。

 

ビタミンB12は水溶性ビタミンのひとつでアルカリや酸に強く、光で分解する性質を持っています。

腸内細菌によってつくり出されるので、バランスの良い食事をしていれば欠乏の心配することはありません。

参考のために次にビタミンB12を多く含む食品についても解説しておきます。

 

ビタミンB12を多く含む食品

 

【1食あたりの含有量】(μg)例

<牛レバー>

1皿=80g 含有量=42.2μg

<アサリ>

10個正味=40g 含有量=21.0μg

<ハマグリ>

3個正味=48g 含有量=13.6μg

<シジミ>

20個正味=20g 含有量=13.7μg

 

野菜にはほとんど含まれていなくて、肉や魚、貝類などの動物性食品に多く含まれています。

ですから、ベジタリアンの人や、胃や腸を手術で切除した人は注意して摂取するようにしましょう。

シジミのみそ汁を朝食に摂ったり、納豆などの発酵食品もオススメです。