ありきたりで、日頃そうも思わないのに、落雷で電気が使えないと「灯り」の有難さや、温もりみたいなものを当たり前と思っている自分に気付かされます。

ちょうど、そんな話になるのかと思います。

困ったときに現れる見守り番のような、今回解説します「ビタミンK」は、私たちの日常生活の安心を提供してくれます。
 

 

血液の凝固や丈夫な骨に欠かせません

 
「ビタミンK」は“血液”と“骨”にとって必要不可欠なビタミンです。

出血したときに血を止める働きをしてくれるため、“止血ビタミン”とも呼ばれています。血液を固めて止血に働く因子を活性化させてくれます。

 

ビタミンKが不足すると、出血が止まりにくくなったり、鼻血が出やすくなったりします。

 

また、骨のタンパク質を活性化させて、骨の材料となるカルシウムを摂り込みやすいように手助けをしています。

骨の方でも、不足すると、せっかく食べ物から摂取したカルシウムを吸収できずに、骨から血液に溶け出してしまいます。

虫歯になり易くなったり、骨折しやすくなったり、骨粗鬆症になったりするので注意が必要です。

 

ビタミンKの特徴として、食品から摂取するほかに、腸内細菌によっても合成されるので、欠乏症にそれほど心配はないようです。

しかし、ビタミンKは胎盤を通過しにくく、また母乳中の含有量が少ないのです。

おまけに乳児は腸内細菌が少ないこともあって、ビタミンKが生成されにくいので、新生児にはビタミンKの経口投与が行なわれています。

 

どんな食べ物に多く含まれるの

 
食事で、ビタミンKを摂りたいあなたにオススメは、モロヘイヤや小松菜、ホウレン草などの青葉に多く含まれています。

ヒジキや昆布、ワカメなどの海藻類や納豆のような発酵食品、また肉や乳製品などにも多く含まれています。
 

【1食あたりの含有量(μg)参考】

<モロヘイヤ> 2分の1袋=55g 含有量=352μg

 

<納豆> 1パック=50g 含有量=300μg

 

<トウミョウ> 2分の1パック=50g 含有量=140μg

 

<ヒジキ乾>  10g 含有量=58μg

 

 

ビタミンKもビタミンAやD、Eと同じく「脂溶性ビタミン」ですので、油脂と一緒に摂ると吸収の効率がアップします。

 

また、腸内細菌で合成されるので、日頃から腸内環境を整えておくことも大切です。

 

サプリメントなどでの過剰摂取は、貧血や血圧低下が報告されています。

 

【豆知識プラス】

※ビタミンKは、抗凝固剤のワーファリンの働きを打ち消す作用があるために、ワーファリン服用中の方は、納豆などを食べることは控えて下さい。