学べば学ぶほど、人体の不思議や栄養素やその他の食品成分の働きには驚かされます。

さほど感謝もせず、当たり前のように空気を吸い、食事から栄養を摂り腸で吸収して・・・

今回、取り上げるのはビタミンCの力を補助する強力なパートナーである「ビタミンP」を解説いたします。

 

ビタミンCとともに毛細血管を強化する働き

ビタミンPは、水溶性ビタミン様作用物質でフラボノイド(色素)の総称です。

柑橘系の果物の皮に多く含まれるヘスぺリジンや、ソバに含まれるルチンなどいくつか種類があります。

他には、カテキン、イソフラボン、アントシアニンもビタミンPの仲間です。

 

フラボノイドというのは、植物に含まれる天然色素成分の総称ですが、4000種類以上もあるといわれており、その中の一部がビタミンPです。

 

ビタミンPは、ビタミンCの機能を助ける作用があり、ビタミンCとともに毛細血管を強化して内出血を防ぐ働きがあります。

また、抗酸化作用に優れており、老化の原因となる活性酸素の発生を抑える働きがあります。

 

もともと熱や空気に弱く壊れやすい性質を持つビタミンCは、保存も出来ずに不安定なビタミンです。

そのビタミンCを安定させ、酸化を防ぎ、体内での働きを高め効果が持続するように手助けをしているのが、ビタミンPの力です。

 

ビタミンPの効果

丈夫で健康な毛細血管を維持することもビタミンPの働きと言えるのですが、そもそも毛細血管は末端神経、細胞に血液によって運ばれた栄養や酸素を届ける内壁を有しています。

ところが、内壁の透過性を保ちながら、害なものは中に入れない。

この透過性には適度な管理能力を問われます。

ファジーというとピッタリなのでしょうか?変に厳し過ぎたり、鈍いようでも困ります。

つまり、透過性が良過ぎると毛細血管が弱くなって、中の栄養素が染み出たり、ウィルスの侵入し易くなってしまうのです。

 

そうはならないように透過性を調整して、毛細血管を柔軟で強化するのがビタミンPです。

 

また、高血圧の改善や脳内出血の予防にも効果が認められます。

高血圧にはビタミンCが働きますが、不安定な性質上きちんと作用するか不安です。

そこで、ビタミンCのサポート役のビタミンPが助けてくれるのです。

ビタミンCの抗酸化作用を最大限に引き上げてくれ、血圧の上昇を抑えることができるのです。

 

その他、ビタミンPはコレステロール値を下げる効果があり、ビタミンPのひとつであるヘスぺリジンは、抗アレルギー作用や発ガン抑制作用が報告されています。

 

ビタミンPが不足すると、軽くぶつけただけでもアザが出来やすかったり、歯磨きで歯茎から出血したり、高血圧症や糖尿病の原因となる可能性があります。

 

ビタミンPを多く含む食品

ビタミンPはミカン・レモン・オレンジ・グレープフルーツなどの柑橘類をはじめ果物や野菜など、さまざまな食物性食品に含まれています。

 

カテキンは緑茶、イソフラボンは大豆製品、アントシアニンはベリー類、タンニンは紅茶、ヘスぺリジンは柑橘類、ルチンはソバ、ケルセチンはレタスや玉ネギに多く含まれています。

 

柑橘類に関しては、皮の部分に多く含まれています。

ここで気に成ることは、残留農薬や防カビ剤の心配は否めません。

輸入品か国産品かを確認し、上手に選ぶことが大切です。