私たちは毎日、蛇口をひねったら出てくるのが当たり前と思っています。顔を洗うにも、ウガイをするにも、炊事にも、お風呂にも、水洗トイレにも水は欠かせません。

また、日本で当たり前でも世界では常識ではありません。

国土交通省の発表によると、世界で水道水が飲める国は、フィンランド、スウェーデン、アイスランド、アイルランド、ドイツ、オーストリア、スロベニア、クロアチア、アラブ首長国連邦、南アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、モザンビーク共和国、レソト王国と日本の15カ国です。

 

ここのところ、3大栄養素からビタミン・ミネラルについて解説して来ました。「水」は、栄養素の分類には入っていませんが、生きていく上では不可欠なものです。

今回は「水」について解説します。

 

水のさまざまな働き

皆さんもご存知の通り、胎児は体重の83~85%、子どもは70~75%、成人は60~65%が水分です。

性質的な話をすると、溶解力に優れ、酸素や二酸化炭素など多くの物質を溶かし込むことができ、表面張力、比熱、気化熱、熱伝導率がほかの液体に比べて大きいです。

その結果、蒸発しにくい、凍りにくい、熱を伝えやすいといった特徴を持っています。

その働きは・・・

体内に摂取した栄養素や酸素を溶かして組織に運ぶこと。

酵素反応の場を提供していること。

体温の調節、体液の浸透圧を維持することです。

 

私たちは、日常的に運動をしたり、風邪をひいて高熱を出したりすると、汗をかいてその分水分補給します。健康な状態では、摂取される水分と排泄される水分量のバランスは保たれています。

飲み物や果物、野菜などのほか、米やパン、肉類などの食べ物にも水分は含まれています。

また、仮に絶対量が同じだとしても一気にたくさん飲むよりも、こまめに常温の摂ることをオススメします。